ほくろの手引き

ほくろ豆知識

ほくろの語源

ところで、ほくろは何故、ほくろと言うのでしょうか。その語源はいったいどこにあるのでしょうか。

一説によると、日本では昔は「黒子(ほくろ)」のことを、「母糞(ははくそ)」と呼んでいたようです。字の如く、汚らしいニュアンスでありますが、その意味は文字通り、赤ちゃんがお母さんの体にいる間に、「母胎内でついた糞」であります。そこから「母糞」とはよく言ったものですよね。

しかし、母胎内に「糞」があるというのはいったいどういう発想だったのでしょうか(笑)もしかしたら、赤ちゃんが母胎内で「糞」をしているという、迷信に支えられた発想だったのかもしれませんね。

さて、時代は進み、鎌倉時代初期に色を表す「くろ(黒)」という言葉が普及してくると、「母糞」は「黒」という単語と融合して、「ははくろ(母黒)」という語になったと言われています。そして、ハハクロ→ハアクロ→ホウクロとなまっていき、室町時代末期には現在の「ホクロ」になったというように言われています。

ちなみに西洋はイギリスでは、「ほくろ」は日本とは対照的に、とても綺麗な言葉で表現されています。それは「グレン・ド・ボーテ」と言います。
これは、翻訳すると「美の豆粒」という意味になるとか。

「美の豆粒」とはなんと麗しい表現でしょうか。「母糞」との違いが際立ちます。同じものをみてもこのようにまったく正反対の表現が生まれるのですから、人間の感性が時代や地域によってまったく異なることを実感せざるを得ませんね。

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